高知県土佐清水市で宗田節を水揚げから製造まで行っているヤマア様。これまではBtoBの取引が主体であり、BtoC商品は同業他社に比べ後発。商品デザインに統一感がなく、市場からの反応が薄いことにお悩みでした。 既存商品のリニューアルを行い、自社の売上向上だけではなく宗田節の認知度向上を図り、地元土佐清水に活気をもたらしたいとのご意向でした。

同社とヒアリングを重ね、①県外では知られていない宗田節そのものをブランディングし、②それをそのまま商品デザインに落とし込むことを提案。
奇をてらったものではなく、王道感があり、宗田節の野性味ある味や100％手仕事によるクラフト感を表現する方向性を提案。当地出身の偉人、ジョン万次郎が日本で初めて使用したとされるアルファベットの書体を用いながら、普遍的で力強いブランドの世界観をつくっていきました。
商品はバリエーションを増やしたりネーミングを変えるなど大幅にテコ入れ。また各種営業ツール（パンフレット、レシピ集、商品ごとの店頭POP、イベントで使用する大漁旗型のタペストリーなど）を整備しました。

リブランディングを行いデザインが変わったことで、中身は同じ商品でもバイヤーからの反応が格段に良く新たな販売先獲得にもつながっているとのこと。店舗での売れ行きも良いとのご連絡をいただきました。
またリニューアル直後、「ラーメンにのせる宗田節オイル」が2022年「高知家のうまいもの大賞」で優秀賞を受賞しました。